2003年1月21日(火) London



アニマル・キングダムの夕べ
 


即ソールド・アウトしたロンドン公演初日。


フォーラムはシアターっぽい内装で、その雰囲気と音楽がドラマティックに溶け合う素晴らしい場所だ。以前、マーキュリー・レヴもここで見たことがあるのだが、ロウソクの炎がゆらめきを見せる中、別世界を漂っている気分だった。


さて、この日は個人的に、かなり緊張していた。と言うのも、中西、斧渕二人のリクエストもあり、(とうとう!)アニマル隊の仲間入りをするからだ。何ともまぁ、くすぐったい気分。(笑)アニマル・コスチュームを身につけて思ったのだが、こりゃ重い…。ヘッドもなかなか安定しないし、これまでステージで、ぴょんぴょん跳ねていたアニマル君たちに、「ブラボー!」と拍手を送りたくなった。




今回のスペシャル・ゲストはアッシュのティム。何故、ティム?普通はそう思うだろう。私もそう思った。だって、アッシュとリップスの共通点って一体…。しかし、「あっ、そうか、アッシュとコールドプレイって、仲が良いんだった。そこで、クリスが推薦したかな?」と勝手に想像。だったら、クリスよ、君がステージに上がれば良かったのに…。と言っても、アニマル隊準備のため、ティムのアコースティック・ライヴは見ることが出来ず。


リップスのショーが始まる前、ウェインはアニマル隊に「今日はありがとう!もうすぐ出番だ!」と言いに来た。何と言うか、器がデカイ…。和やかな雰囲気に包まれ、それぞれ気合いを入れ、いざ、ステージへ出陣!アニマル隊隊長は、ローディーのコーリー。ステージではどのように振舞えばよいか、注意事項などを、我々に指導してくれた。実際、アニマル・コスチュームを着て動くと、汗をかく量は異常だし、ライト(オーディエンスを照らすため、それぞれライトを1つ持たされた)は重くて、腕がピリピリするし、息は苦しいし、となりのブルドック男(アメリカ人)は全く動かず根性ないし、大変だった…。でも気がついたことが1つ。私、アニマル・コスチュームを着ていても、いつもと変わらず普通に暴れていたので、他のアニマル君たちより数倍消耗が激しかったのだ…。やっぱり、アホです…。


Animal Dancers,  
Here we go!!  
Animal Dancers


今回、アニマル隊に参加して、何よりも感動したことは『Do you realize?』で、人々がおもいっきり両手を挙げ、本当に美しい笑顔で、この曲を受け止めていることをステージの上から確認・目撃できたことである。まさに「Do you realize that you have the most beautiful face」。その言葉を、今、ここに、体現している人たち。この空間で、どれだけの人が、幸せを噛み締めただろう。難しいことを書く必要なんてない。ただ、感じることだ。




「マイケルとピザ」事件  
その真相を知って  
Oh, my gaaawd!!!  


この日、リップスのアルバム『Yoshimi Battles The Pink Robots』は、シルバーディスクを獲得した。その盾が入った箱を抱えたマイケルを見て、「何でマイケルはピザを抱えているんだろう?」と思った私。本当にごめんなさい、マイケル…。私、アニマル隊に参加して、かなり空腹だったの…。それは、ピザにしか見えなかったわ…。





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