■2003年1月18日(土) Bristol |
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やはり、やってしまった大寝坊…。急いでビクトリアのコーチ・ステーションへ向かう。リップスを久々に観るのだから、少しは緊張があっても良いのに、熟睡してしまった。ドタバタ、旅の準備をし、コーチ・ステーションに到着すると、斧渕と中西の姿が見えた。待たせて済まなかった…。いざブリストルへ! |
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ロンドンからコーチで約2時間半。おしゃべりしていたら、あっという間にブリストル到着。街並みはきれいであるし、一箇所にショッピング・センターが集結した、典型的な地方都市であるには変わりない。 が、何せマッシヴ・アタック、ポーティスヘッド、トリッキーなどを輩出した音楽の街!注目度は高い。時間がなかったので十分リサーチできなかったが、アングラ・クラブの匂いはプンプン。また、アートに造詣が深いのか、私たちが宿泊したユースホステルの近くには、ロンドンのICAを一回り小さくしたアート・ギャラリーや、シネマ館、博物館などがそびえ立っていた。 ユースホステルの部屋はまぁまぁ。しかし、ロケーションは最高!運河の目の前にあるうえ(ちょっとオランダ風)、ブリストル・アカデミーにも近い!(徒歩7、8分の距離)レコード屋もちらほらあり、退屈はしない街だろう。 |
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Bristol http://www.visitbristol.co.uk Bristol Academy http://www.bristol-academy.co.uk/ |
ブリストル・アカデミーに入ると、私が日本人と知ってか知らぬか、「Hello! Yoshimi!」と言われ、思わず「ぷぷっ」と吹きだす。今回のUKツアーでは、ラフ・トレードのニューカマー、British Sea Power(以下BSP)をサポートに迎えたリップス。何でもリップスのマネージャー、ブッカー氏のご推薦とか。そう、彼は常に新しいバンドを模索する、ミュージック・ラヴァーである。が、トン吉、チン平、カン太の我々、諸事情ゆえ、BSPは観られず。ノッティンガムに期待したい。 |
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Bristolの熱い夜 | この日は、スーパー・ファーリー・アニマルズ(以下SFA)のGruffがスペシャル・ゲスト。まさかスペシャル・ゲストがプレイするとは露知らず。パワーレンジャーの赤いコスチュームに身を包み、カシオ・キーボードを抱え登場したGruff。そのキーボードから流れる、ビリー・ジョエルの『素顔のままで』(デモ・ヴァージョン)が、何とも心に染みる。 即興で「リップスがブリストルにやって来た!」と歌えば、「赤毛でいるのは大変だ。ファーマーが、きつねと間違え撃ったのさ」と切実に歌う。(後に知ったが、この曲は、銃暴力をミュージシャンのせいだと非難する政府への憤りについてとのこと。実際、彼の友人がファーマーに撃たれたらしい…)これ、シングルにすべきだよ…。私は買う…。(この曲はSFA次回作に収録されるかもしれない、とのこと) ステージの袖では、リップスのメンバーも彼のパフォーマンスを拝聴、拍手を送っていた。 |
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クリフ参加により ドラムス復活 |
今回のツアーでドラム復活!スティーヴンがプレイするのではなく、去年からツアー同行しているクリフが全面参加。実は以前、トレイル・オブ・デッドのメンバーが面白いことを言っていた。「俺たちの友人(クリフ)が、もしかしたらリップスでドラムを叩くかもしれない…」(余談だが、クリフやトレイルは、今、イギリスで注目され始めたWarlocksとも繋がりがある模様)「えっ?本当に?まさか!」その時はそう思った。が、全ては事実。驚いた。 そして…、最高に衝撃だったのは、スティーヴンのミュージシャンシップだ。「今、お気に入りの楽器はギターだ」その言葉通り、ブンブン弾きまくっていた。特にピンクフロイド(でもシド・バレットの作品)のカバー曲 『Lucifer Sam』 には、魂すっぽり、口からすり抜けたような興奮を覚えた。ノイズよ、永遠に! |
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さて、ショーの始まりだ!ステージ両脇には20人程のアニマル隊を従え、まさに動物園でのマジカル・ショー!そしてオープニングからドラマティック!カール・オルフの『カルミナ・ブラナ』の音楽にのせて、裸の女性が激しく踊り狂う映像。そして次々と映し出された文字は、以下のようなことが書いてあった。 |
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HELLO! TONIGHT YOU WILL WITNESS! THE MOST SPECTACULAR THING! YOU HAVE EVER SEEN! YOUR LIFE! WILL CHANGE FOREVER! |
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そして名曲 『Race For The Prize』 が展開された。もう、それだけでやられてしまった…。 |
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Happy Birthday to YOU! | また、ハイライト?として、会場にいるオーディエンスの中で、その日、誕生日の人を見つけ『ハッピー・バースデイ』を歌うメンバー。歌う直前、「そうだ!盛り上げるためにあれをしなきゃ!」と言って、額に血ノリをつけるウェイン。もう!役者な・ん・だ・か・ら!それにしても歌って貰えた人たち、一生の思い出になるでしょう! |
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I AM THE RESURRECTION |
ライヴ終了後、ブリストル・アカデミーは午前2時までクラブになった。そこはブリストル。どんな曲で盛り上るかって、やっぱ、マッシヴ?ポーティスヘッド?トリッキー?そう思うでしょう。が、やはりクラブの定番!ストーン・ローゼズの『僕の復活』で、誰もが両手をかかげハイ・テンションになった! ビバ!ローゼズ! |
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The Flaming Lips/ Bristol Setlist Race For The Prize Fight Test Lucifer Sam Yoshimi Battles The pink Robots Pt 1 Lightning Strikes The Postman In The Morning Of The Magicians Happy Birthday All We Have Is Now She Don't Use Jelly Do You Realize? Waitin' for A Superman Spoonful Weighs A Ton *encore What Is The Light Observer |
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