selected by Utayo Furukuni
 

●ふるくに独断により新旧問わずセレクトした PUKKA オリジナルコンピレーション、今回は全15曲。

紹介する曲は全てファンタスティック!キーワードはメロディー。どのアルバムに収録されているかも掲載。愛とお金を握りしめ、レコード屋へと走ってくだされ〜。

音楽掘り下げましょうぜぃ。




Sep 2003
Oct 2003
Nov 2003
Dec 2003
Jan / Feb 2004
Mar / Apr 2004
May / Jun 2004
2004 Best
Compilations 1
Compilations 2



#01
Sing Another Song For The Winterlong

Blue Swan Orchestra

Golden Boy

●クリアなメロディーで、どこか懐かしいイメージで、センチメンタルな気分になって、チープなシンセサイザーが心にくすぐったくて、3分の中に究極ポップ・エッセンスがぎっちりと詰め込まれているワンダーソング!アルバム6曲目 『Summertime』(この曲も涙・涙の泣きメロ...)は、エリオット・スミスがヴォーカル参加。アルバム・ジャケットの写真も素朴でブリリアント!大・大推薦の1枚!



#02
Merched Ya Neod Gwalt Eu Gilydd
(Girls Doing Each Other's Hari)

Introducing

Gorky's
Zygotic Mynci

●ゴーキーズの存在を知ったのは、この曲からだった。音楽の新しい鼓動を感じたのは私だけではなかったハズ。摩訶不思議なウェールズ語の歌詞に「芸術は爆発だ!」的なユーロスのキーボートプレイ。本当に美しい瞬間だった。ユーロスのメロディーセンスは、繊細なのに大胆。


#03
Hometown Unicorn
Fuzzy Logic

Supper Furry Animals

●デビュー当時は、「ユニークだか、掴みどころがないバンドだなぁ」が感想。初めて彼たちのライヴを見たレディング・フェス。ビール缶がオーディエンスのあちこちから飛ぶ...。おいおい...。とんでもないインパクトを残してくれた。(笑)が、この曲を聴いてぶっ飛んだ!グロリアス・トリップ・サイケデリア!メロディーの何たる美しいこと!


#04
Animals On My Mind
Too Late To Die Young

Departure Lounge

●1995年頃、アコースティックなサウンドを掲げ、プレスの間でちょいと話題になったHomer。そのメイン・ガイ、ティム・キーガン、現在はデパチャー・ラウンジで、きらめくメロディーセンスをいかんなく発揮。おまけに声もいい!包み込むようなジェントルヴォイス。今回も盟友、キッド・ロコをプロデューサーに迎え、アルバムをジェリービーンズのようにカラフルに仕上げた。


#05
Luv Dup

Demonstration

High Fidelity

●ずっと、ずっと、思っていたこと...。この曲、イントロのドラムビートが、フレーミング・リップスのある曲にそっくり!イントロ後は泣きメロ一直線!「愛ってゲームみたいなもの。でもボクは弄びたくない」って、ショーン・ディクソンよ、あたしゃ、その言葉に、ほろりときてしまった...。聴き終わった後、空を見上げたくなる1曲。アルバムも超オススメ!


#06
Slow Nerve Action
Transmissions From The Satellite Heart

The Flaming Lips

●というわけで、リップスのこの曲こそが、ハイ・フィデリティ『Luv Dup』そっくりドラムビート!やっぱり似ている...。空耳?ステージではなかなか再現するのが難しかったようだが、「ソフト・ブルティン・ツアー」で初めて、この曲をオーディエンスの前でプレイ。あまりの凄さに眩暈がした...。ずっとずっと待っていたから曲だから、マジに泣いちまった私。その時、血圧180超えていたハズ。通称デンジャラス・ソング(笑)。


#07
Afterglow Of Your Love

The Best Of  Small Faces

Small Faces

●東京都内において、モッズ・スーツをハンドメイドでオーダー出来るお店があるという。昔、持ってたなぁ。ビリー・ブラックのバンドで、イアン・マクラゲンがキーボード(というかオルガン)をプレイしており、ノックダウン。フジロック・フェスティバルで彼の雄姿を拝んだ。このベスト・アルバムはオリジナル・イミディエイト・レコーディングより。やっぱ、そうじゃなきゃ!



#08
Tukemono

The Dripper

Medeski Martin and Wood

●タイトルがツケモノで、バンド名がアヴァンギャルド臭く(メンバー3人の名前から取った)、おまけにブルーノートからのリリース。期待大。で、蓋を開けると、即興ジャズな彼たちの音楽は、めちゃくちゃクールでクリエイティヴ!今年9月にトゥルー・ピープルズ・セレブレーション・フェスティバル(読売ランド)でプレイ。東京の小さなヴェニューでライヴやってくれないかしら?


#10
Honey

It's The Black Eyed Snakes

Black Eyed Snakes

●現在、私が吠えまくっている、最大注目バンド!この曲はご存知、モービーの傑作アルバム『Play』に収録されている『Honey』のカバー。が、あくまでもブルースに根付いたスネークス・ヴァージョンは、ただただ身体が痺れた。ステージでは、裸足でギターを弾きまくっているみたいで、もうひたすらかっこええ!ライヴが見たい!ロウがスタートしたレーベル、Chairkickersより、アルバムをリリース中。今、ミネソタが熱い。


#11
Things I Don't Remember

Sharpen Your Teeth

Ugly Casanova

●メンバーが凄すぎる...。モデストマウスのアイザック・ブロックを筆頭に、カリフォンのブライアン・デックとティム・ルティリ(元レッド・レッド・ミート)、そしてブラックハートプロセッションのポール・ジェキンス。そうそうたるアメリカン・アンダーグラウンド・ミュージックのメンツ!ビデオクリップは、とんでもなくシュール。でもってウィアード...。ビデオ鑑賞はサブポップ・ホームページから。http://www.subpop.com


#12
Song Seven

Golden Vessyl Of Sound
Yume Bitsu

●何とも変わったバンド名だと思ったら「Dream Beats」を日本語にしたものらしい。なるほど。どんな音楽かと思えば、エコーかかったギター、ノイズ・エフェクト、そこに美しいハーモニーが重なる。不思議だが、この曲を聴いていると、スペーシーで、ひっそりとした時間の流れを感じてしまう。オレゴンを拠点に活動。8月には来日決定!


#13
How Near How Far

Source Tags & Codes

…and You Will Know Us by The Trail of Dead

●メジャーデビューとなったサード・アルバムにおける私の愛聴曲。メロディーの素晴らしさに加え、あの怒涛ドラミングには、無防備に自分をさらけ出せるマジックがある。はちゃめちゃなことをやっているトレイルだけど、他のバンドにはないロックとアートの匂いがプンプンして、私はやっぱり大好きだ。ブコウスキーや、ケルアック、ミラーなんかを読んでいると、何故かトレイルとダブってしまうんだけどねぇ...。



#14
Angels

The Golden Age

Bobby Conn

●ハロー、ソウル・プリンス!今春アメリカで、トレイルのツアー・サポートをした彼たち。既に日本盤リリースしていたなんて知らん...。もっとサポートしようよ、レコード会社!エキセントリックな魅力をツゥーマッチに振りまくボビーは、歌詞に合わせて、パフォーマンス。そこがまた強烈にヴィヴィッドでグラム!そう、この曲は、グラムに目覚めた主人公を歌ったもの(だよなぁ)。



#15
The Way

All The Pain Money Can Buy

Fastball

●ふとした時、何気に聴きたくなる曲って、誰にでもあると思う。私にとってはこの曲がまさにそれ。発表当時、ラジオでひっきりなしにプレイされており、気がつくと口ずさんいた。キャッチーなメロディーだが、寂れたバーで聴くにはもってこいなこの曲は、どことなく哀愁が漂っている。人目も気にせず、飲んだくれ美女がサウンドに身を任せて踊りだす(←あくまでも私のイメージ)...。それにしても、彼たちがテキサス出身だったとは...。



#16
To Know Him Is To Love Him
Back To Mono (1958-1969)

Teddy Bears

●グレン・キャンベルを聴いていたら、フィル・スペクターのボックス・セットがむしょうに聴きたくなって、やはり聴いたら凄くって、同梱されているブックレットには、去年亡くなったジャック・ニッチェの写真もあり、何だかほろり。まだ『Love Me Do』がリリースされる前、ビートルズ(ジョン・レノンがヴォーカル)は「him」を「her」に変えこの曲を歌った。スペクターは、父の墓石にこのタイトルを掘ったという。





Up
Update Feedback Contact Home_Japanese