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Throwing Muses / Throwing Muses
The Grotto / Kristin Hersh
Time Is Just The Same / Isobel


Sep 2003
Oct 2003
Nov 2003
Dec 2003
Jan / Feb 2004
Mar / Apr 2004
May / Jun 2004
2004 Best
Compilations 1
Compilations 2
Throwing Muses ★昨年末に営業終了したリキッドルームが、場所を歌舞伎町から恵比寿にかえてこの7月にオープンします。で、これがなんと、自分の仕事場から徒歩10分もかからない場所と知って、大喜びの今日このごろです。


●個人的には、ピクシーズ約10年ぶりの再結成ニュースよりうれしかったのが、ピクシーズとはレーベルメイト(4AD)の、スローイング・ミュージズ復活のニュースでした。理由は、単純にメンバーのタニヤ・ドネリー(exベリー)に入れこんでたってだけなんですが…。オリジナル・アルバムとしてはじつに7年ぶり。さらに中心メンバーのクリスティン・ハーシュと脱退したタニヤが共同レコーディングするのは12年ぶりとのこと。全盛期のころの神経質な鋭さこそ薄れたものの、きっとクリスティンもタニヤもいい年の重ね方をしてきたんだろうな、と思わせるくらい気負いのない「プレイすることをシンプルに楽しむ」感じが音から伝わってきます。そういえば、昨年ライヴで見たブリーダーズ(クリスティンとタニヤはスタートメンバーだった)のキム・ディールも、すごく楽しそうにプレイしてたっけ。タイトルに堂々とバンド名をもってきたのも、自分たちが現在進行形であることの主張なのかも、と勝手に思いました。


●そのスローイング・ミュージズ復活作と、ほぼ時を同じくしてリリースされたクリスティンのソロアルバム。スローイング〜のほうもこのソロアルバムも全曲彼女が書いているあたり、今とても充実しているんだなぁ…と思ったら、なんとこれがソロ6作目。正直言うと、タニヤ脱退後は自分の興味もスローイング〜からベリーに移ってしまって、彼女の活動はあまり知らなかったのですが、タニヤのいなくなったバンドを支えつつソロも平行してこなしていたクリスティンは、自分が言うまでもなく、ずっと現在進行形のアーティストだったのですね。失礼しました…。アップテンポなバンドサウンドのスローイング〜を「陽」とするなら、こちらはアコースティックな響きの「陰」なアルバムに仕上がってます。彼女の中でこの2枚がどのようにすみわけされたのか、自分には知る由もありませんが、こういうカタチで作品が発表できるということは、やっぱり彼女はいま充実しているのでしょう。きっと。ちなみにソロ作では、ハウ・ゲルブがピアノで全面サポートしています。


●ベル&セバスチャンにはとくに思い入れはないのですが、イザベルは好きです。だって、かわいいんだもの。タイトル曲ではユージン・ケリーとデュエットしとります。グラスゴーのおじさん連中からも可愛がられているんだろうなぁと勝手に想像してしまいました。

2004-07-04

The Lost Riots / Hope Of The States
You Are The Quarry / Morrissey
Faking The Books / Lali Puna
Niagara Triangle / Various Artists

The Lost Riots ★最近レコード店で面白かったのが、ビースティーの売れ行き。一連のコピーガードや輸入権の問題があったためか、ガードつきの日本盤、ヨーロッパ盤は棚にいっぱいあるのに、ガードのないアメリカ盤だけ商品がないっ! もちろん私の買ったのはアメリカ盤。
さて…、


●契約前にリリースした限定EPがバカ売れし、ポストロックのニューヒーローと騒がれたイギリス出身の6ピースバンド、HOPE OF THE STATES。マーキュリーレヴやシガーロスなどにピンと来る人はマストバイの一枚です。今年初頭、本作のフィニッシング中にギタリストがスタジオで自殺→活動休止という事件も記憶に新しいねぇ…。めっちゃ、ドラマティックな曲ばかりがこれでもかこれでもかと攻めてくる一枚で、フルに聞くと体力消耗します。プロデューサーはシガーロスを手がける、Ken Thomas。日本では、このアルバムの前にEPのWINTER RIOT DUST RACKETSが発売中。アルバム発売は9月。とりあえず、サマソニ来るんだよね…


●いうまでもなく…。一番驚いたのは、関東近県でしか見れないのかな?深夜にテレビ朝日系列でやってる小林克也のベストヒットUSAで、モリッシーのビデオが流れたこと。イギリス音楽で最もインフルエンシャルなアーティストとして。まさか、地上波で、まさか全国ネットでモリッシーが拝めるとは…。とにかく、FUJIで拝みたいと思います。


●独ミュンヘン出身の4ピースバンド。エレクトロ、ディストーションギター、囁き系…ステレオラブ好きな人はおすすめなんですが、ネット検索してみたら結構非難GO!GO!…(笑)。それをきっかけに前作なども聞いてみようと思っている私ですが、結構好きよ。こういう音響系ポップ。


●いきなりナイアガラボックス!(笑)最近CD整理してたら、どこからかポロッと出てきました。やっぱり日本のポップスって優しいですよね。♪A〜面で恋をして ウインクのマシンガンで…

2004-07-01

Good News For People Who Loves Bad News
 / Modest Mouse
The 3E.P.'s / Beta Band
Happiness In Magazines / Graham Coxon
Bengali Bantam Youth Experience! / Black Star Liner
Remember / The Raveonettes
Happiness in Magazines ●バンド名をそのまま訳して「謙虚なねずみ」が素晴らしい!と会社で豪語。と言っても、分かってくれたのはたったの一人。(苦笑)このアルバムで、またまた新境地を開拓したアートなねずみくんです。3曲目『Float On』では、デイヴィッド・バーンばりに声を裏返して歌うアイザック・ブロックが素晴らしい!この曲、タイム誌で「夏に聴きたい曲」にも選曲されちゃいました。日本盤にはボーナストラックで、フレーミング・リップスのウェイン・コインがリミックスした『The Good Times Killing Me』が収録されております。ミキシングには、デイヴ・フリドマンも参加。


●映画『ハイ・フィデリティ』のサントラに彼たちの曲、『Dry The Rain』が収録されているのだが、たまらなく揺さぶられちゃった1曲で。サントラ買えばいいのに、買ってません。ははは…。(サントラ1曲目が、サーティンス・フロア・エレベータズの『You're Gonna Miss Me』って選曲もフリーク!)ベータ・バンドの『The 3E.P.'s』は、その『Dry The Rain』を含む12曲構成。その名の通り、初期EP3枚分を編集したアルバムだが、ハズレ曲なし!って言うと大袈裟だけど、催眠術をかけられたみたく、たらり〜んと揺れたい時には最高。


●グレアムはブラー時代、ソロ名義でアルバムを4枚リリースした。しかし、ブラーを離れてクリエイトしたこのアルバムこそ、本当の意味でグレアムのソロ・アルバムと言えるのかもしれない。今までは、どこかヤケっぱちで、混沌と聴こえたサウンドが、『Happiness In Magazine』では、開放感あり、適度にポップ性も受け入れ、より聴きやすくなった感がある。それは、非常に硬く、大きな存在であったブラーという殻を打ち破った、グレアムの自信がダイレクトに表現されているのだろう。また、盟友であるプロデューサー、スティーヴン・ストリートと組み、グレアム本来の才能が開花!イギリスのプレスがどんな反応をするか気になったが、認める以外ないってこと!34歳、パパ・グレアムは娘のために頑張ってるぞ!(笑)フジロックで待ってるよ、グレアム!


●アルバムって、一日のいつ頃に聴くか?自分なりに、なんとも意味のないコンセプトがあるんですが(笑)、このアルバムは日曜日の夕方に聴くと最高なもんで。暑い日には尚更グッド、インド・シタールと音響サウンドで高揚しちゃう。そして一気に夕飯支度に入ります。(笑)


●彼たちのセカンド・アルバム『Chain Gang Of Love』の1曲目。 朝、この曲を聴くと、すごく清々しい気分に。歌詞はちょっとセクシャルなんですが。(笑)シャリン・フーの透明感のある声に、耳に心地よいギターリフ。「Come on make it right」という歌詞の一部を、何気に口ずさんでしまいます。


*さてさて、Wilcoの新譜『A Ghost Is Born』も早く買わないと!

2004-07-10

The Fat of The Land
/ Prodigy
Poison / Prodigy
You Are The Quarry / Morrissey
The Fat of The Land なんと早くも90年代リヴァイヴァル、なんですと?!
よろこんでいいのか、90年代後半のイギリスシーンをリアルタイムで肌に感じたワタシなどは自分が急に年寄りになって回顧録を書いているかのような気にさせられます(笑)。


ブリット・ポップのラット・レースから抜け出そうと、多くのバンドがもがいていた当時、圧倒的なパワーと有無を言わせぬ強引さで男の子たちのアタマを高速バンギングさせていたのがプロディジーでした。ファイアー・スターターにはもうあっけにとられたって感じ。さらにポイズンのあの静止画のような絶妙の間には中毒をおぼえるほどでした。音もだけれど、映像も剃刀のようにキレまくっていた。


ひさびさのモリッシー。ブッシュ・アメリカというモチーフを与えられ、嬉々としているみたい。太ったせいで(涙)声に厚みが出た。あの高音がヒステリックで好きだったのに。喜んでイイのか、悲しむべきか?

2004-07-10



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