Live index J-Home
渋谷 CLUB QUATTRO / 2004年3月8日
by Violette The Drunk
Your Review



Set list

Electricity
Shine A Light
Walking With Jesus
Hold On
She Kissed Me
Lord Let It Rain On Me
Oh Baby
Anything More
Cheapster
This Little Life Of Mine
Let It Flow
Never Going Back
Richie Lee
Come Together
Broken Heart
Think I'm In Love
Take Your Time
Smiles

Spiritualizedはとにかく凄かった。
エモーショナルで、ソウルフルで、オーガニックで、ドラッギーで、優雅で、狂信的で…どんな形容詞も飲み込んでしまいそうなスケールだった。

オープニング・トラックはElectricity。遅刻した私は階段を駆け上がりながら、ドアの隙間から漏れてくるこの調べ(!)を聞いたとき、このライヴは、マイ・ベスト・ツアー・オブ・ザ・イヤーになるなと確信してしまったのだ。そう思ったらもうキマリ!唸るギターに、時に激しく、時に弱い波のようなドラミング、全部ひっくるめてもうサイコー!これぞ、キメキメな状態になってしまった。

新Spiritualizedのスタートと歌われたアルバム『Amazing Grace』を引っさげてのツアー。バンド・サウンドが前面に出た作品だっただけに、今回のメンバーはミニマルな構成。前回のようなゴスペル、シンフォニーという荘厳なジェイソン・ピアーズ・オーケストラとはちょいと違う。

ジェイソンはいつものステージの右側を陣取って座り黙々と演奏する。見ているほうもなんだか落ち着く。会場には一瞥もくれずにただただプレイするジェイソン。下手な愛想も振りまかない彼にオーディエンスは、これぞSpiritualizedと喜んでいるように見える。

ジェイソンがギターを交換するときを除いて常に音が流れる。崇高なメロディーと、空気の流れを逆にするほどのノイズ!まさに、とろけるサウンドだ。

90分を過ぎても終わる気配はない。バンドは、これでもか、これでもかと、オーディエンスに迫る。オーディエンスもまだまだと応酬する。Broken Heart そして、Think I'm
In Love。この辺りからどの曲もエンディングか?と思わせるようなラストの曲が続く。

終了後時計を見たら22時。出口に程近い場所に立っていたにもかかわらず、ライヴ終了後30分たっても耳がおかしくなっている!脳みそはとろとろしてる、足はふわふわ、もうどっぷり。

Awesomeなライヴ…。見た目のスケールではなくて、目に見えないでかさを感じさせた Spiritualized 、そしてジェイソン。彼にとっても、この新しいスタートは最高のものであるはずだ。

Up
Live index
HOME_English Update Feedback Contact Home_Japanese